少女マンガ誌「マーガレット」と「別冊マーガレット」は、『ホットロード』、『君に届け』、『アオハライド』など数々のヒット作を創出してきた出版社・集英社の代表的なマンガ誌です。そして、2023年に創刊60周年を迎えることになります。

この節目の年に、「別冊マーガレット」の“60周年記念スタート号”となる7月号が、2023年6月13日に発売されました。これを記念して、特別企画や読み切り作品などが掲載されています。

「別冊マーガレット」は、これまでにも多くの名作を生み出してきました。今後も、新たな才能や作品が生まれることを期待しています。

「マーガレット」と「別冊マーガレット」は、数々のヒット作を生み出してきた少女マンガ雑誌であり、2023年に創刊60周年を迎えることになる。このため、「別冊マーガレット」の「60周年記念スタート号」が、2022年6月13日に発売された。

「マーガレット」が誕生したのは、東京オリンピックの開催や海外旅行の解禁によって日本人の視野が開け、国際感覚が養われた昭和30年代だった。当時、テレビの普及によって生活が週単位化し、雑誌もまた週刊誌化を要望されていた。そこで、「マーガレット」は、カラー口絵、グラビア、2色ページ、活版ページに写真小説、ファッション、料理、そしてマンガという多彩なコンテンツを取り揃えた、少女向け“総合週刊誌”として1963年4月に創刊された。その後、12月には読切中心の季刊誌として「別冊マーガレット」が誕生した。

「別冊マーガレット」は、1965年に月刊化し、1966年には「少女まんがスクール」（現在の「別マまんがスクール」）を開始。作家を育成する取り組みは画期的で、現在多くのマンガ誌が採用している投稿システムの基盤になった。同誌は、数々のヒット作家を発掘し、連載作品を増やして多くのファンを獲得し、1972年には少女向け月刊誌初の発行部数100万部を突破、1983年には190万部を発行した。

「別冊マーガレット」7月号は、創刊記念月である12月に向けた“60周年記念スタート号”として発売された。